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2012年 01月 20日
![]() 「ヨシザカについて私が知っている2、3の事柄」 2.書物との出会い 大学に入学した当初、私には建築は自由で芸術的なものだという幻想があった。 だが、実際の授業は四角四面で鋳型にはめ込むようなものばかりだった。 幻滅した。 詩の本を読み耽り、ラグビーに興じ、挙句の果ては文科系に転科しようと考えた。 だが、それを押し止めたのは、偶然、図書館で目にした2つの建物だった。 ハンス・シャロウンのベルリン・フィルとコルビュジェのロンシャンだ。 こんなことができるのなら、もう少し続けてみようと考え直した。 ロンシャンの本(正確には「GA7 Le Corbusier La Chapelle de Ronchamp」)の序文はホーチミン髭が書いていた。その中にこんなフレーズがある。 ・・・だがIBMでもいってるように、人間は論理的な思考に弱く、根気がなくて、なまけもので、気まぐれで、単調なことは続かず、不注意で、のろまで、何をしでかすか解らないという存在だと考えるべきだ。・・・ おもしろい奴だなと思った。そして、ロンシャンを建築における真行草の草書だと言った。 少し興味を持ち、彼の本を調べ始めた。 「現代日本建築家全集 」(三一書房)の第15巻はホーチミン髭と芦原義信の二人の巻で、(今から思うと、ほとんど正反対の二人がなぜ同じ巻に収められたのかとても不思議だ)この本を読む(というか見る)とホーチミン髭と彼の設計チームが他の誰とも違っていることがよくわかった。 ちっとも綺麗ではないしカッコ良くない。ディテールは厚ぼったくて重く、洗練されていない。まるで縄文人の建築のようだ。 だが、どこか温かくユーモアがある。 太々しいくらい堂々としていて、人を惹き付ける何かがある。 極めつけは、ある雑誌の座談会だった。 神田の古本屋で買った雑誌(SD6703)の中に「パレス・ゾーンの将来像」という特集があり、新進気鋭の都市計画家や建築家を集めて皇居周辺ゾーンの再開発と景観について話し合う様が載っていた。 あまり興味は無かったが、ホーチミン髭もその中の一人だったので読んだ。 会は司会通りに手際良く進行し、(法整備の話なども済んで)正にシャンシャンシャンと終わろうとしたその瞬間、ホーチミン髭が突然、そんなんじゃダメだ!もっとこの場所を偏愛するバカ者が出てきて初めてまちは良くなるんだ!というようなことを言い始め、会は混乱し、収集がつかないまま終わってしまった。 とても不思議な座談会だった。 そして思った。 こいつは絶対、形式主義者じゃない。ホントに熱いバカ者で実践者だな、と。 ヨシザカを初めて強く意識した。 かずま
by odyssey-of-iska5
| 2012-01-20 23:02
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