|
フォロー中のブログ
検索
以前の記事
2022年 03月 2021年 09月 2020年 05月 2019年 05月 2018年 03月 2017年 11月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 04月 2017年 01月 2016年 07月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 01月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 06月 2012年 01月 その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2013年 05月 03日
![]() 「ヨシザカについて私が知っている2、3の事柄」 14.栃木県立博物館コンペ 早稲田祭が終わって間もない頃、 「栃木県立博物館のコンペに指名されたので、手伝ってもらえますか?」 とヨシザカから尋ねられた。二つ返事で引き受けた。 戦争ミュージアムを手伝ってくれた下級生にも声を掛けると、皆OKだと言う。 私が代表でU研に打合せに行くと、既にエスキスはほぼ出来上がっていて、図面はいいから現地に持って行く模型を作ってくれ、ということになった。 大きさは車で持って行ける最大寸法にしようということになり、1.5m角くらいになった。 建物はほぼ長方形でそれほど難しくはなかったが、建物の四面を細かな文字状のルーバーが覆うので、それを作るのが大変だった。 「家内制手工業みたいだな」と言いながら毎日毎日、細かな文字状のルーバーをみんなで手分けして作っていった。 ヨシザカは真夜中に仕事から戻って来ると一旦自宅の階段を上り、大きなフランスパンとチーズとナイフを持って下りて来て、それをU研のダルマストーブの前でゴシゴシ切っては 「皆さん、いかがですか?おいしいですよ!!」と言って、自らが配って歩いた。 そして一通り配り終わると、エスキスを見ながらみんなの議論の輪に加わった。 一緒にコンペに参加するのが楽しくて仕様がないという感じだった。 夜、仕事を終えたOBもよく姿を見せた。 ヨシザカは誰とでも率直に意見交換をし、良いと思ったらその意見を取り入れた。 ある夜、一つの事件が起きた。 「昨晩、UFOを見たので吉阪先生に報告に来ました」という不思議な人が現れた。 あいにく(というか、丁度良いことに留守だったので) 「ヨシザカはいません」とKが言うと、「じゃ、お戻りになるまで待ちます」と言う。 困ったなと思いながら作業していると、ヨシザカが戻って来た。 不思議な人はダルマストーブの前に座っているヨシザカの所に行って何かを話し始めた。 最初はにこやかに聞いていたが、やがてヨシザカは大音響を発した。 「お前のような不埒な奴は今の何十倍も努力が必要なんだ〜! それがわからないのか〜!! とっとと消え失せろ〜!!!」 と怒鳴った。不思議な人はアッという間に消え失せた。 私達はポカ〜ンとして、何があったのかさっぱりわからなかった。 結局、模型も図面も栃木に持って行く当日のギリギリの時間までかかった。 黙ってダルマストーブの前で座って待っていたが、やがてヨシザカは大音響を発した。 「時間を守らぬ奴は礼儀知らずの最たる者だ〜!! そんなこともわからないのか〜!!!」 みんなビビって、アッという間に出来上がった。 そしてみんなで記念撮影をおこなった後、模型を積み込み、車は栃木に向かった。 このコンペの結果は発表が延期につぐ延期で、結局、N設計が選ばれた。 当選案を雑誌で見たが、あのUFO事件の時のように理由はさっぱりわからなかった。 かずま
by odyssey-of-iska5
| 2013-05-03 22:48
|
ファン申請 |
||