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2015年 12月 12日
拾遺篇15.みなでつくる方法 国立近現代建築資料館で12月3日(木)から開催する「みなでつくる方法 吉阪隆正+U研究室の建築」展のプレオープンに事務所のH君を連れて行った。 定刻前についたが会場は既に満杯で、懐かしい先輩、後輩、知人達と談笑しながら図面やスケッチ、模型などを観た。(分散して保管されてた《大学セミナー・ハウス》の巨大な油土の模型もこの展覧会のために集められ、補修されて中央に展示されていた) 聞くと、この展覧会は昨年U研から国立近現代建築資料館に寄贈された約8,500点の建築設計資料の中から選ばれたトレペの原図、スケッチ、資料類で構成されているらしい。 (私を含め)吉阪+U研の資料散逸を心配していた人達は皆安堵していた。 入ってすぐの所に植田実さんの「住居」という文章のパネルがあった。吉阪+U研の住宅を「ブリコラージュ」と捉える植田さんらしい見方と切口の文章で、さすがだなと思った。 原図の多くはこれまで見たことのあるものだが、初見のものもいくつかあり、興味深く観た。特に私にとっておもしろかったのは《生駒山宇宙科学館》('68)の図面で、その立面図が《箱根国際観光センター》のコンペ案('70)の立面図と並んであった。ハッとした。両者がつながっていることに初めて気づいた。(それまでは箱根はコルビュジェのブラジリアのフランス大使館の事務棟の丸いプランから来ているのだとばかり思っていた) 生駒山は大きなハトか何かのようだが、どこかロンシャンと似ている。というか、ロンシャンを意識して設計した風な所がある。図面を観ててそう思った。 その後、みんなで中央の巨大な油土模型の所に集まって写真を撮り、散会した。 だが、もちろん、吉阪+U研の集まりがこれで終わるわけがない。 久しぶりに会う伊那谷のS君や旧友達と1次会、2次会・・・と続き、夜遅く本当に散会した。 それから数日後、アテネ・フランセで「吉阪隆正+U研究室による集団設計」というシンポジウムが開かれた。 出演:藤森照信、重村力、伊勢崎賢治(I)、司会:中谷礼仁という顔ぶれで、I君以外は建築関係者なので話が噛み合っていたが、I君は(吉阪研出身だが)平和構築、紛争予防の専門家なのであまり噛み合なかった。いっそのことI君の土俵にのって「ヨシザカと平和」くらいのテーマでやれば、普通のシンポとは異なる新たな見方と切口が生まれたかもしれない。 (ついでに言えば、I君にジャズを教えたのも、その後インドのスラム街に住む切っ掛けとなったバラックに連れて行ったのも、先輩の私である。昔から血の気は人の10倍くらい多く、猪突猛進の性格と物言いは未だ変わらない) シンポの後、親友のPに久しぶりに会い、アテネ・フランセを一緒に探検した。 その後、お茶の水でビールを飲み、別れた。 多くのことを共有できる友との再会は人生の喜びである。 かずま
by odyssey-of-iska5
| 2015-12-12 13:41
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